古今亭志ん朝
一つ目の「抜け雀」は枕が結構長いんだけど、たぶん上方落語の本場である大阪でも人気があることに対するリップサービスなんだろうね。話自体もとても面白かった。絵の描写は音声だけではわからないけどそれでもなんとなく伝わってくるあたりがうまさか。
最近落語のCDマガジンを購入していて楽しみにしているが、2週間が待ち遠しいのとやや偏りがあるのが欠点。
偏りというのは噺家もそうだけど上方落語が少ないということ。
桂朱雀師匠は我々の世代の関西人にはとてもなじみのある方。そんな彼が取り上げられていないのも残念なうちの一つ。
ネットで検索するとすぐにYoutubeのものがひっかかったのでこの手があったかといくつか暇つぶしに見てみた。
中でもとても面白かったのが「幽霊の辻」。話そのものの完成度が高いことはもちろんだけど、生かすも殺すも噺家次第。
たんにお笑いという言葉だけでは片付けられない芸術の世界。
YouTube – 幽霊の辻 桂枝雀 1/2
続き「YouTube – 幽霊の辻 桂枝雀 2/2」は
でその落語のほうはやはり人間国宝とのこともあり一級品。「時そば」なんて有名だし落ちもわかっているけどそれでも聞き手を惹きつけるのはさすがだと思う。「ちりとてちん」はNHKの連ドラになったのでタイトルくらいはしっていたものの実際の話は知らなかった。お世辞をいわない人をからかう話なんだけどやたらお世辞を言う人のくだりのほうもとても面白かった。
次男の志ん朝が落語の完成形のように表現されているが、親父さんのほうがひょうひょうとして面白い。特に十八番とされているかあちゃんものつーか夫婦ものはいい。
最後の唐茄子屋政談はちょっと話がまだよくつかみきれていない。
小学館のCDつきマガジンの落語シリーズ第一巻。落語ブームというのは地味に持続しているようでそれがこういったものの発売にもつながるのであろう。その中でもとびきり人気あるのが三代目古今亭志ん朝でDVDも飛ぶように売れているらしい。
落語って好きなんだけどわざわざ寄席に行こうという気も起こらずに中途半端であったけど古今亭志ん朝の噺なんてあんまり記憶がないので買ってみた。
落語の中にも近代の創作的なものもあるのだろうけどお決まりのものをやるのが基本的なんだろうね。そういう意味ではジャズに近くてその中でインプロビゼーションなんかで持ち味を出す感じかな。
初刊だけで終わろうと思ってたがどうせなんで全部そろえてみるか。そうしたらいろんな噺家の特徴がよくわかるようになるだろうし。