南アフリカにあるキルテンボッシュ植物公園のグラハム・ダンカン氏と同行し、奈良市在住の写真家、矢野正善氏の玩槭庭を訪れた。

あいにくの雨だったが、純和風の庭にある数々のカエデのコレクションは圧巻である。
しかし、雨と日本庭園はとてもよく合うと思う。
唯一カメラがぬれないように気を配らなければならないことが残念であった。
矢野氏はわが国よりも海外のほうが知名度が高いのではないだろうか。
昨年発行された氏の著作「カエデの本」はわが国の園芸書としてはきわめて珍しい和文英文併記。
ここを訪れるまでカエデがこの時期にとてもきれいであることを知らなかった。
私を含め現在の多くの日本人は何か大切なことを忘れてしまってるのではないであろうか。