生活

猫終

今日は朝6時前からこぶどんが一人で捕獲準備をしていた。

ちょうど母猫がいなかったので進入口を防いでいたのだ。
私も準備した。

日曜日に観察したときはちびながら口を大きく開けてうなり声を出し、手で引っかくようなしぐさをして威嚇してきたので、長袖シャツと軍手で準備する。
だけど相手の立場を考えると命がかかっている話なので必死に抵抗するのは当たり前。
だから私も覚悟を決めて捕まえにいったところ意外に無抵抗、というかせまいところにいるのもあるが逃げようとしない。

ほんの数分で4匹を捕まえておおきなカゴにいれる。
でも保健所が開くまであと2時間ほどあるのでそれまで待機。

保健所に行くと若い女性のスタッフが応対してくれた。
子猫を別のカゴに移しましょうといってやろうとするのだが、例の子猫の威嚇に非常にびびっててこわごわとやっている。
また首根っこをつかむように指導されているせいかいったん背中を捕まえても再度首を持ち直し、それがまた変なところをつかむものだから猫としては痛そうに見える。
はっきりいってこの人ぜんぜん慣れていない。

最後に書類を書く。
そして理由のところは選択になっているのだがどうも該当する項目が見当たらない。
つまり私は野良猫が勝手に子猫を生んだから届けに来ただけだが、あの書類は全体的に飼い主がペットを引き渡すことが前提として書かれているようなものだった。

そこで私は女性スタッフに該当するものがないですと聞いたらまあ適当でいいですよといわれた。
でもその後「通常この大きさではお引取りしないですよ」みたいにいわれて、なんか特別サービスですよみたいな印象を受けた。
でもそもそもできるだけもってきてほしいといったのは保健所のほうだし、非常に気分が悪くなる。

このような手続きが比較的簡単に取れるなら、ひょっとしたら子猫のうちはかわいいけどおおきくなったら引き渡すことを繰り返す人だっているかもしれない。
まあ私としてはいい貰い手が見つかってかわいがってもらえることを祈るばかりだ。

またマンション内で野良猫に餌を与え続ける人がいれば、今回のように子猫が生まれた場合、保健所ではなくそちらにお届けしたい。
さぞかし喜んでいただけると思う。

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