グルメ

B級グルメの極み。中野うどん店で食す

B級グルメって昨今メディアを賑わしているが先日行われていた全国大会を見ているとあれでB級と言えるのかと思う。
素材は超A級ではないか。

20100929

呼続にある中野うどん店はまぎれもないB級グルメの店だ。
目玉は「うちゅう」と「きちゅう」。

前者はうどんとラーメン(中華そば)のちゃんぽん。
後者はきしめんとラーメン。
ちゃんぽんといっても麺が混ざるだけでスープはうどんのもの。

事前にネットでかなり情報を調べた。まとめると以下の通り

  • 入り口がわかりにくい
  • 4人いる店員のおばちゃんに圧倒される(もごもご注文していると「聞こえないよ」と怒鳴られるとか)
  • 麺がのびのび
  • スープが濃い

入り口に関しては大通りから行くとわかりにくいがきちんと裏通りの表玄関から入るとぜんぜんそんなことはない。
店に入った瞬間独特のにおいがする。

内装は完全に昭和の世界。
とらさんの映画に出てきそうだ。

おばちゃんが怖いということなのでびくびくしながら注文する。
「きちゅう」を頼もうと思っていた。
しかしそんなのは恐らく裏メニューなのでお品書きには書いていないだろうから「きちゅう」って言った後に「はっ?」みたいに反応されたらどうしようかと思った。

そしたらきちんとメニューに書いてあったので自信もって(いつもより声は大きめで)たのんだ。
おばちゃんは普通に愛想良く返事してくれて安心した。

麺以外の注文(てんぷらなどいわゆるトッピング)については勝手に皿に盛っていくと聞いていたので海老天とごぼう天を取る。
あっという間に「きちゅう」が出てきた。
ネットで写真を見たときは麺が二つに分けてあったが完全に混在している。

食べると当然両方混じって口に入る。
これはなんの意味があるのだろうか。
メリットもデメリットも感じない。
神戸のそば飯は焼きそばとご飯の味や食感の違いが楽しめたが、これはさっぱりわからない。

まあいいや。
ネタで食べにきたんだし。

麺のこしとかのびているとかの評判はあったが、それは感じなかった。
ただだんだん食べているうちにのびてくるが。 スープはやはり濃い目。
だけど名古屋なら標準レベルではなかろうか。

結論からするとこの店とても気に入った。
味に関してはうまいというものではないけどまずいわけでもない。

値段の安さを差し引けばぜんぜん問題ない。
今度はぜひ知人を連れて賞味したいものだ。
おばちゃんの年齢から推定すると10年後もやっているかどうかは疑問だし。

ところで店を出た後に最初に感じた「におい」を思い出した。
幼い頃親戚が経営しているパン工場に行ったときの小麦粉のにおいだ。
この店自体が製麺所なのでそういうにおいがしたのだろう。

タグ:  うどんそば 
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